COBOLのデバッグ方法を徹底解説!初心者向けDISPLAY活用ガイド
生徒
「COBOLのプログラムがうまく動かないときって、どうやって原因を調べるんですか?」
先生
「そんなときには、COBOLのDISPLAY文を使って、プログラムの中身を表示しながら確認する方法があります。」
生徒
「DISPLAYって何ですか? 難しそうですね……」
先生
「大丈夫ですよ。とてもカンタンで、パソコン初心者でもすぐに使えます。今から一緒に使い方を学んでいきましょう!」
1. DISPLAY文とは?
DISPLAY文(ディスプレイ文)とは、COBOLプログラムの中で、文字や数値の情報を画面に表示する命令のことです。表示された内容を見ることで、プログラムがちゃんと動いているか、どの処理まで実行されたかなどを確認できます。
たとえば、「いま変数の中に何が入っているか?」ということを確かめたいときに、とても役立ちます。
COBOLでは、難しいツールを使わなくても、DISPLAYだけでかんたんにデバッグ(プログラムのエラー調査)ができるんです。
2. DISPLAY文の書き方
COBOLでDISPLAY文を使うには、以下のように書きます。
DISPLAY "こんにちは、COBOL!"
この命令をプログラムに書くと、画面に
こんにちは、COBOL!
と表示されます。
ダブルクォーテーション「"」で囲んだ文字がそのまま出力されるので、特別な準備は必要ありません。
3. 変数の中身を確認する方法
プログラムがうまく動かないときは、「変数(へんすう)」の中にどんな値が入っているのかを調べることが大切です。
変数とは、プログラムの中で使う「数字」や「文字」を入れておく入れ物のようなものです。
たとえば、年齢を入れる変数AGEがあったとします。次のように書けば、その中身を見ることができます。
DISPLAY "年齢は:" AGE
出力結果は次のようになります。
年齢は:25
このようにして、今どんな値が入っているかを確認することで、プログラムの流れを追いやすくなります。
4. 実際のデバッグ例:IF文と組み合わせてみよう
ここでは、COBOLのIF文とDISPLAYを組み合わせて、処理の分岐と確認を行ってみます。
IF AGE >= 20 THEN
DISPLAY "あなたは成人です。"
ELSE
DISPLAY "あなたは未成年です。"
END-IF
このプログラムは、変数AGEの値が20以上かどうかを判定し、その結果に応じて表示内容が変わります。
そして、DISPLAY文によって、分岐の結果がわかりやすく画面に表示されます。
5. DISPLAYを使った段階的な確認
プログラムが長くなってくると、どこで問題が起きているのか分かりにくくなります。
そんなときは、DISPLAYを複数箇所に入れて、プログラムの流れを一つひとつ確認していくのがポイントです。
たとえば次のように書くと、どこまで処理が進んでいるかが一目で分かります。
DISPLAY "1. 年齢の確認を開始"
IF AGE >= 20 THEN
DISPLAY "2. 成人判定:成人"
ELSE
DISPLAY "2. 成人判定:未成年"
END-IF
DISPLAY "3. 判定処理が終了しました"
実行すると、順番にメッセージが表示されるので、どこで止まっているのかが明確になります。
6. よくある間違いとその対処法
プログラム初心者がDISPLAYを使うときによくある間違いを紹介します。
DISPLAY "AGE"
この場合、「AGE」という文字がそのまま表示されるだけで、AGEという変数の中身は表示されません。
DISPLAY AGE
または、次のように文字と変数をつなげて表示するのもよい方法です。
DISPLAY "年齢は:" AGE
7. DISPLAYはCOBOLデバッグの第一歩!
DISPLAY文は、COBOLプログラムの中で最も基本的かつ重要なデバッグ方法です。
パソコン初心者でも簡単に使えるので、プログラムに慣れるまではDISPLAYをたくさん使って、「どのように動いているのか」を自分の目で確認してみましょう。
プログラムの「中身を見る力」が身につけば、COBOLの学習はぐっと進みやすくなります。
まとめ
DISPLAY文を理解することの大切さ
今回の記事では、COBOLにおけるデバッグ方法として最も基本的で、初心者にも扱いやすい DISPLAY文について詳しく学びました。COBOLは業務システムや基幹システムで 長年使われてきたプログラミング言語であり、処理の流れが分かりにくいと感じる場面も多くあります。 そのようなときにDISPLAY文を活用することで、プログラムが「今どこを動いているのか」、 「変数にはどんな値が入っているのか」を目で確認できるようになります。
特別なデバッグツールを使わなくても、DISPLAY文を適切な位置に書くだけで、 IF文の分岐結果や処理の進行状況を確認できる点は、COBOL学習者にとって非常に大きなメリットです。 特に初心者のうちは、「思った通りに動かない理由」が分からず悩むことが多いですが、 DISPLAY文を使って一つひとつ確認していくことで、原因を自分で見つけられる力が身についていきます。
変数確認と段階的デバッグの考え方
記事の中では、変数の中身をDISPLAYで表示する方法や、処理の途中にメッセージを表示して 段階的に確認するデバッグ手法を紹介しました。COBOLでは数値項目や文字項目を扱う機会が多く、 計算結果や判定条件が想定と違っていると、最終結果が大きく変わってしまいます。
そのため、「この時点ではこの値になっているはずだ」という仮説を立て、 その直後にDISPLAY文を書いて確認する、という流れがとても重要です。 これはCOBOLだけでなく、ほかのプログラミング言語でも共通する考え方であり、 デバッグ力を高める基本的な姿勢とも言えます。
まとめとしてのサンプルプログラム
最後に、今回学んだ内容をまとめた簡単なサンプルをもう一度見てみましょう。 DISPLAY文を使って処理の流れと変数の状態を確認する、典型的なCOBOLのデバッグ例です。
DISPLAY "処理開始"
DISPLAY "年齢チェック前:" AGE
IF AGE >= 20 THEN
DISPLAY "判定結果:成人"
ELSE
DISPLAY "判定結果:未成年"
END-IF
DISPLAY "処理終了"
このようにDISPLAY文を活用することで、COBOLプログラムの動作を一行ずつ追いかけることができます。 最初は表示が多く感じるかもしれませんが、慣れてくると「どこにDISPLAYを入れるべきか」が 自然と分かるようになります。
生徒
「DISPLAY文って、ただ文字を表示するだけだと思っていましたけど、 デバッグではこんなに大事なんですね。」
先生
「そうですね。COBOLのデバッグ方法として、DISPLAYは基本中の基本です。 特に初心者のうちは、処理の流れを目で追えるようにすることが大切ですよ。」
生徒
「変数の中身を表示したり、IF文の結果を確認したりすると、 どこで間違えたのかが分かりやすくなりました。」
先生
「その気づきがとても重要です。DISPLAY文を使って確認する習慣がつくと、 COBOLプログラムの読み書きが一気に楽になります。」
生徒
「これからはエラーが出ても、すぐに諦めずにDISPLAYで確認しながら 自分で原因を探してみます!」
先生
「それができれば、立派なCOBOLエンジニアへの第一歩ですね。 ぜひこれからもDISPLAYを活用して学習を続けてください。」