カテゴリ: C# 更新日: 2026/01/11

C#の型変換まとめ!int.Parse・ToStringなどの変換方法を解説

C#の型変換まとめ!int.Parse・ToStringなどの変換方法を解説
C#の型変換まとめ!int.Parse・ToStringなどの変換方法を解説

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「C#で数字を文字に変えたり、その逆にしたりする方法ってありますか?」

先生

「はい、C#では型変換といって、数字(int型)を文字(string型)にしたり、その逆を行う方法がいくつかあります。」

生徒

「プログラミング未経験でも理解できますか?」

先生

「もちろんです!一つひとつ丁寧に、例えも交えながら解説していきますね。」

1. 型(かた)とは何か?

1. 型(かた)とは何か?
1. 型(かた)とは何か?

まず型(かた)という言葉を理解するところから始めましょう。型とは、プログラムが扱うデータが「どんな種類のものなのか」を区別するための名前のようなものです。たとえば、日常生活で“りんご”“みかん”と種類を分けて考えるのと同じで、プログラミングでも数字・文字・小数などをきちんと分類して扱います。

  • 数字は「int型(整数)」
  • 文字列は「string型(文字)」
  • 小数は「double型」や「float型」
  • true / falseを扱う「bool型」

プログラムは、この「型」をもとにデータの扱い方を判断します。たとえば、文字列同士なら文章として扱えますが、数字であれば計算ができます。もし型を決めずに扱うと、パソコンは「これは計算するべきなの?文字として使うものなの?」と判断できません。

たとえば、次のような簡単なコードを見てみましょう。


string name = "Taro";
int age = 20;
Console.WriteLine(name + " は " + age + " 歳です");

Taro は 20 歳です

この例では、name文字列age数字と型が異なっていますが、それぞれの役割がはっきりしているので安全に組み合わせることができます。型を正しく使うことは、C#の基礎を理解するうえでとても大切なステップです。

2. なぜ型変換が必要なの?

2. なぜ型変換が必要なの?
2. なぜ型変換が必要なの?

現実の世界でいうと、お金を数えるときに数字と文字が混ざっていたら困るようなものです。

例えば、入力フォームで「20」と文字で入力されたものを、計算のために数字として扱いたいときがあります。そういうときにstring型→int型の型変換が必要になるのです。

3. int.Parseで文字を数字に変換する方法

3. int.Parseで文字を数字に変換する方法
3. int.Parseで文字を数字に変換する方法

int.Parseは、文字(string型)を数字(int型)に変換するための方法です。

使い方はとてもシンプルです。


string text = "123";
int number = int.Parse(text);
Console.WriteLine(number);

このコードでは、文字列の"123"を数値に変換してから表示しています。


123

注意点として、もし文字列に数字以外が含まれているとエラーになります。

4. ToStringで数字を文字に変換する方法

4. ToStringで数字を文字に変換する方法
4. ToStringで数字を文字に変換する方法

逆に、数字(int型)を文字(string型)に変えるにはToString()を使います。


int number = 456;
string text = number.ToString();
Console.WriteLine(text);

456

これを使うことで、数字を画面に表示したり、文字として扱うことができます。

5. Convertクラスを使った型変換

5. Convertクラスを使った型変換
5. Convertクラスを使った型変換

C#ではConvertというクラスでも型変換ができます。

たとえば、文字を整数にするにはConvert.ToInt32を使います。


string input = "789";
int value = Convert.ToInt32(input);
Console.WriteLine(value);

789

こちらもint.Parseと同じく、数字でない文字列を変換しようとするとエラーになります。

6. 型変換の注意点とエラー対策

6. 型変換の注意点とエラー対策
6. 型変換の注意点とエラー対策

初心者の方がよくつまずくのは「文字を数字に変換しようとしたけどエラーになる」という場面です。

たとえば、次のようなコードはエラーになります。


string wrongText = "abc";
int result = int.Parse(wrongText); // これはエラー!

文字列が「abc」なので、数字として変換できず、実行時に例外(れいがい)が発生します。

※「例外」とは、プログラムで起こるエラーのことです。

7. TryParseで安全に変換する方法

7. TryParseで安全に変換する方法
7. TryParseで安全に変換する方法

数字に変換できるかどうかを事前にチェックしながら変換したいときはint.TryParseを使います。

これはエラーにならず、安全に使える方法です。


string input = "123";
int number;
bool isSuccess = int.TryParse(input, out number);

if (isSuccess)
{
    Console.WriteLine("変換成功:" + number);
}
else
{
    Console.WriteLine("変換失敗");
}

変換成功:123

このように、TryParseは成功・失敗の結果をbool型(trueまたはfalse)で返します。間違った文字列でもエラーが出ないのがポイントです。

8. double型やfloat型への変換

8. double型やfloat型への変換
8. double型やfloat型への変換

小数(たとえば「3.14」など)を扱いたいときはdouble.Parsefloat.Parseを使います。


string piText = "3.14";
double pi = double.Parse(piText);
Console.WriteLine(pi);

3.14

小数点を使った計算が必要なときには、このような変換が便利です。

9. よくある型変換の例一覧

9. よくある型変換の例一覧
9. よくある型変換の例一覧

以下はC#でよく使われる型変換の例です。

  • int.Parse("100") → 文字列から整数
  • Convert.ToDouble("3.14") → 文字列から小数
  • 123.ToString() → 整数から文字列
  • bool.Parse("true") → 文字列から真偽値(true/false)

このように、C#にはたくさんの変換方法があります。それぞれの型に合った方法を使い分けることが大切です。

まとめ

まとめ
まとめ

C#で扱う「型変換」は、初心者が最初につまずきやすいポイントですが、一度しくみを理解できると、とても便利でプログラムの幅がぐっと広がります。数字を文字に変えるだけでも、画面に値を表示したり、入力された内容を加工したりすることができるようになりますし、逆に文字を数字へ変換できれば、計算処理や判定処理にも応用できます。特に入力フォームやファイルから読み込んだ値は文字列として扱われることが多いため、型変換の知識はC#プログラミングでは欠かせません。

今回の内容では、代表的なint.ParseToStringConvert.ToInt32、そして安全な型変換ができるTryParseについて学びました。どの方法もとてもよく使われるので、コードを書きながら自然と覚えられるようになります。

ただし、型変換には注意点もあります。特に、文字列の内容が正しい形式でないと変換に失敗して例外が発生することがあります。初心者にとっては「なぜエラーが出るの?」と混乱する場面ですが、変換前にTryParseを使って確認しておくことで、プログラムが途中で止まってしまうようなトラブルを防げます。実務でもTryParseを使って安全に処理を行うことはとても多く、安定したプログラムを書くための大事な考え方につながります。

また、型変換は整数や文字だけでなく、小数や真偽値など色々な場面で活用できます。エラーを避けたいとき、きれいに画面へ表示したいとき、ただ計算したいときなど、用途に合わせて柔軟に選べるのがC#の良いところです。慣れてくると、型変換が当たり前のように使えるようになり、プログラムがより読みやすく正確に書けるようになります。

型変換の基本コード例


using System;

class Program
{
    static void Main()
    {
        string text = "100";
        int number;
        
        // 安全な変換
        if (int.TryParse(text, out number))
        {
            Console.WriteLine("変換成功:" + number);
        }
        else
        {
            Console.WriteLine("変換失敗");
        }

        // 数字 → 文字列
        string message = number.ToString();
        Console.WriteLine("文字列として表示:" + message);
    }
}

TryParseのように、エラーが出ない変換方法を覚えておくと、システム開発やアプリ制作でも役立ちます。特にユーザーの入力を扱うときは、正しい形式かチェックすることが多いため、TryParseはとても実用的な手段です。

覚えておきたい変換ポイント

  • int.Parseは確実に数字であるとわかっているときに使う
  • ToStringは数字や小数をきれいに表示したいときに便利
  • Convert.ToInt32は値がnullの可能性があるときに有効
  • TryParseはエラーを出したくないときに使う
  • 小数を扱うときはdouble.Parsefloat.Parse

このように、C#ではさまざまな状況に合わせた型変換の方法が用意されています。将来、データベースと連携したり、APIからデータを取得したり、Webアプリを作ったりするときにも、この知識が土台となって役立ちます。プログラムを書いていく上で必要不可欠な考え方なので、ぜひ何度も練習して扱いに慣れていきましょう。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

「先生、型変換って最初は難しいって思っていましたけど、やってみると意外とわかりやすかったです!」

先生

「そうですね。特に数字と文字の変換は頻繁に使うので、自然と覚えられると思いますよ。」

生徒

「TryParseで失敗してもエラーにならないっていうのが安心しました。これなら入力ミスがあっても大丈夫ですね!」

先生

「そのとおりです。型変換を安全に行う方法を知っておくと、プログラム全体が安定します。」

生徒

「これからC#でアプリを作る時も、型変換をちゃんと使いながら書いてみます!」

先生

「とても良い姿勢です。次は条件分岐や繰り返し処理なども学んで、さらにステップアップしていきましょう。」

この記事を読んだ人からの質問

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プログラミング初心者からのよくある疑問/質問を解決します

C#のint.ParseとConvert.ToInt32の違いは何ですか?初心者でも使い分けできますか?

どちらもstring型の文字列をint型の整数に変換するためのC#の型変換メソッドですが、int.Parseはnullだと例外を投げ、Convert.ToInt32は0を返すなど、動作に違いがあります。エラー処理を重視したい場面ではConvert.ToInt32が初心者には扱いやすいです。
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