カテゴリ: C# 更新日: 2025/06/25

C#のbool型を完全解説!初心者でもわかるtrueとfalseの基本と使い方

C#の真偽値(bool型)とは?trueとfalseの基本と使い方をわかりやすく解説
C#の真偽値(bool型)とは?trueとfalseの基本と使い方をわかりやすく解説

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「先生、C#のプログラムで『はい』とか『いいえ』みたいな判断ってできますか?」

先生

「はい、C#では『bool型(ブール型)』という仕組みを使えば、それができますよ。」

生徒

「bool型ってなんですか? 難しそう…」

先生

「そんなことはありません。とてもシンプルな考え方なんですよ。一緒に基本から見ていきましょう!」

1. C#のbool型(ブール型)とは?

1. C#のbool型(ブール型)とは?
1. C#のbool型(ブール型)とは?

bool型(読み方:ブールがた)は、C#(シーシャープ)というプログラミング言語で使われる真偽値(しんぎち)のデータ型です。

「真偽値」とは、「正しいか」「間違っているか」、つまり「true(真)」か「false(偽)」のどちらかを表す値のことです。

もっと身近な言葉で言えば、「はい(true)」か「いいえ(false)」のような2択の情報を扱うときに使います。

たとえば、「今、お腹がすいている?」という質問に対して「はい」ならtrue、「いいえ」ならfalseと表します。

2. bool型の基本的な書き方と使い方

2. bool型の基本的な書き方と使い方
2. bool型の基本的な書き方と使い方

実際にC#でbool型の変数を使う基本的な書き方を見てみましょう。


bool isHungry = true;

if (isHungry)
{
    Console.WriteLine("ご飯を食べましょう!");
}

このコードでは、「isHungry(お腹がすいているか)」というbool型の変数を作り、その値をtrueにしています。

if文は「もし〜なら」という意味で、isHungrytrueの場合にConsole.WriteLineの中が実行されます。


ご飯を食べましょう!

3. trueとfalseは小文字で書こう

3. trueとfalseは小文字で書こう
3. trueとfalseは小文字で書こう

truefalseは、C#ではすべて小文字で書きます。

たとえば、TrueFALSEのように書くと、C#ではエラーになります。

正しくは次のように書きます:


bool isSleeping = false;

4. 条件式にもbool型は使われる

4. 条件式にもbool型は使われる
4. 条件式にもbool型は使われる

if文の中でよく使われる「条件式」も、bool型の値を扱います。

たとえば、数字の比較も結果はbool型になります。


int age = 20;
bool isAdult = age >= 18;

if (isAdult)
{
    Console.WriteLine("大人です。");
}

大人です。

age >= 18という比較式は、20が18以上かどうかを判断します。その結果はtrueになり、isAdultに代入されます。

5. bool型を使ったよくある間違い

5. bool型を使ったよくある間違い
5. bool型を使ったよくある間違い

初心者の方がbool型を使うときによくある間違いを紹介します。

間違い1:文字列の "true" を使ってしまう

次のコードは間違いです:


bool isValid = "true"; // エラーになります!

"true"は文字列であって、bool型ではありません。

正しくは:


bool isValid = true; // 小文字のtrue

間違い2:条件式に数値を使う

次のようなコードもC#では使えません:


int x = 5;
if (x) // C言語ではOKだが、C#ではエラー
{
    Console.WriteLine("実行される?");
}

C#では、if文の条件に必ずbool型が必要です。数値を直接条件として使うことはできません。

6. bool型はプログラムの判断の要

6. bool型はプログラムの判断の要
6. bool型はプログラムの判断の要

bool型は、プログラムに「判断力」を与える大切なデータ型です。

たとえば、次のようなシーンで使われます:

  • ログインしているかどうかを判定する(isLoggedIn
  • ゲームでプレイヤーが生きているか(isAlive
  • ネットに接続されているか(isConnected
  • ボタンが押されたか(isButtonPressed

これらすべて、truefalseの2択で表現できます。

7. bool型の値を反転する(NOT演算子)

7. bool型の値を反転する(NOT演算子)
7. bool型の値を反転する(NOT演算子)

時には、truefalseに、falsetrueに変えたいこともあります。

そのときは「NOT(ノット)演算子」という「!」を使います。


bool isDark = true;
bool isBright = !isDark;

Console.WriteLine(isBright);

False

!isDarkは、trueの反対なのでfalseになります。

8. 実践練習:自分でbool型を使ってみよう

8. 実践練習:自分でbool型を使ってみよう
8. 実践練習:自分でbool型を使ってみよう

実際に自分でもbool型を使って、簡単なプログラムを書いてみましょう。


bool isRaining = true;

if (isRaining)
{
    Console.WriteLine("傘を持って出かけましょう。");
}
else
{
    Console.WriteLine("傘はいりませんね。");
}

傘を持って出かけましょう。

isRainingの値によって、出力が変わります。truefalseを切り替えて動きを確認してみましょう!

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