C#のキーワード一覧と使い方!初心者が知っておくべき予約語を解説
生徒
「C#を勉強しようと思うんですが、“キーワード”ってなんですか?」
先生
「良い質問ですね。C#の“キーワード”は、プログラムを書くときに特別な意味を持つ単語のことです。たとえば、if
やint
などがそうですね。」
生徒
「たくさんありそうですね…。全部覚えないといけないですか?」
先生
「最初はよく使うキーワードだけで大丈夫です。今回は、初心者が特によく使うC#のキーワードを一覧で紹介して、それぞれの使い方もわかりやすく説明していきますよ!」
1. C#のキーワード(予約語)とは?
キーワードとは、C#でプログラムを書くときに特別な役割を持つ単語のことです。これらはあらかじめC#の中で定められていて、変数の名前などに使うことはできません。キーワードは「予約語(よやくご)」とも呼ばれています。
たとえば、if
は「もし〜ならば」という条件分岐に使われるキーワードです。int
は「整数のデータ型」を表すキーワードです。
これらのキーワードは、英語で短く覚えやすいものが多いですが、意味や使い方を知らないとプログラムを正しく書くことができません。
2. よく使う基本的なキーワード一覧
以下に、初心者がよく使うC#のキーワードをまとめました。それぞれの意味と使い方も簡単に説明します。
キーワード | 意味 | 使い方の例 |
---|---|---|
int |
整数(数値)を扱うデータ型 |
|
string |
文字列(文章や文字)を扱うデータ型 |
|
bool |
true(真)かfalse(偽)の2つの値を持つ |
|
if |
条件分岐 |
|
else |
ifの条件が合わないときの処理 |
|
while |
条件が合っている間、繰り返す |
|
for |
回数を決めて繰り返す |
|
return |
値を返す、または処理を終了する |
|
void |
値を返さないメソッドに使う |
|
class |
クラス(オブジェクトの設計図)を定義する |
|
3. キーワードの注意点
キーワードは、C#の中で特別な意味を持つので、自分で名前を付けるときに使ってはいけません。たとえば、次のように書くとエラーになります。
// これはエラーになります
int if = 10;
このように、キーワードを変数や関数の名前にすると、コンピュータが混乱してしまいます。
4. 覚え方のコツとおすすめ練習方法
すべてのキーワードを一度に覚える必要はありません。最初は、int
、string
、if
、for
など、基本的なものだけで大丈夫です。実際に手を動かしてプログラムを書いてみることが、一番の近道です。
たとえば、「買い物メモ」をプログラムで作ってみる、という小さな目標を持って、string
で品物の名前を保存し、for
で一覧を表示する、というような実践をしてみましょう。
5. その他のC#のキーワード一覧
ここでは紹介しきれなかったキーワードもたくさんあります。以下は、C#で使える予約語の一部です。
public
(外から使えるようにする)private
(自分の中だけで使う)static
(クラスに直接属する)new
(新しいオブジェクトを作る)null
(何も入っていないことを表す)this
(自分自身を表す)switch
(条件分岐の別の方法)
これらは、今後C#を学んでいく中で少しずつ覚えていけば大丈夫です。最初は、基本のキーワードを使って簡単なプログラムを作ってみましょう。