カテゴリ: C# 更新日: 2025/06/12

C#のキーワード一覧と使い方!初心者が知っておくべき予約語を解説

C#のキーワード一覧と使い方!初心者が知っておくべき予約語を解説
C#のキーワード一覧と使い方!初心者が知っておくべき予約語を解説

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「C#を勉強しようと思うんですが、“キーワード”ってなんですか?」

先生

「良い質問ですね。C#の“キーワード”は、プログラムを書くときに特別な意味を持つ単語のことです。たとえば、ifintなどがそうですね。」

生徒

「たくさんありそうですね…。全部覚えないといけないですか?」

先生

「最初はよく使うキーワードだけで大丈夫です。今回は、初心者が特によく使うC#のキーワードを一覧で紹介して、それぞれの使い方もわかりやすく説明していきますよ!」

1. C#のキーワード(予約語)とは?

1. C#のキーワード(予約語)とは?
1. C#のキーワード(予約語)とは?

キーワードとは、C#でプログラムを書くときに特別な役割を持つ単語のことです。これらはあらかじめC#の中で定められていて、変数の名前などに使うことはできません。キーワードは「予約語(よやくご)」とも呼ばれています。

たとえば、ifは「もし〜ならば」という条件分岐に使われるキーワードです。intは「整数のデータ型」を表すキーワードです。

これらのキーワードは、英語で短く覚えやすいものが多いですが、意味や使い方を知らないとプログラムを正しく書くことができません。

2. よく使う基本的なキーワード一覧

2. よく使う基本的なキーワード一覧
2. よく使う基本的なキーワード一覧

以下に、初心者がよく使うC#のキーワードをまとめました。それぞれの意味と使い方も簡単に説明します。

キーワード 意味 使い方の例
int 整数(数値)を扱うデータ型

int number = 10;
string 文字列(文章や文字)を扱うデータ型

string name = "太郎";
bool true(真)かfalse(偽)の2つの値を持つ

bool isActive = true;
if 条件分岐

if (number > 5)
{
    Console.WriteLine("5より大きいです。");
}
else ifの条件が合わないときの処理

if (number > 5)
{
    Console.WriteLine("5より大きいです。");
}
else
{
    Console.WriteLine("5以下です。");
}
while 条件が合っている間、繰り返す

int i = 0;
while (i < 3)
{
    Console.WriteLine(i);
    i++;
}
for 回数を決めて繰り返す

for (int i = 0; i < 3; i++)
{
    Console.WriteLine(i);
}
return 値を返す、または処理を終了する

return 100;
void 値を返さないメソッドに使う

void Hello()
{
    Console.WriteLine("こんにちは");
}
class クラス(オブジェクトの設計図)を定義する

class Person
{
    public string Name;
}

3. キーワードの注意点

3. キーワードの注意点
3. キーワードの注意点

キーワードは、C#の中で特別な意味を持つので、自分で名前を付けるときに使ってはいけません。たとえば、次のように書くとエラーになります。


// これはエラーになります
int if = 10;

このように、キーワードを変数や関数の名前にすると、コンピュータが混乱してしまいます。

4. 覚え方のコツとおすすめ練習方法

4. 覚え方のコツとおすすめ練習方法
4. 覚え方のコツとおすすめ練習方法

すべてのキーワードを一度に覚える必要はありません。最初は、intstringifforなど、基本的なものだけで大丈夫です。実際に手を動かしてプログラムを書いてみることが、一番の近道です。

たとえば、「買い物メモ」をプログラムで作ってみる、という小さな目標を持って、stringで品物の名前を保存し、forで一覧を表示する、というような実践をしてみましょう。

5. その他のC#のキーワード一覧

5. その他のC#のキーワード一覧
5. その他のC#のキーワード一覧

ここでは紹介しきれなかったキーワードもたくさんあります。以下は、C#で使える予約語の一部です。

  • public(外から使えるようにする)
  • private(自分の中だけで使う)
  • static(クラスに直接属する)
  • new(新しいオブジェクトを作る)
  • null(何も入っていないことを表す)
  • this(自分自身を表す)
  • switch(条件分岐の別の方法)

これらは、今後C#を学んでいく中で少しずつ覚えていけば大丈夫です。最初は、基本のキーワードを使って簡単なプログラムを作ってみましょう。

関連記事:
カテゴリの一覧へ
新着記事
COBOLの変数名の付け方を解説!初心者でもわかる命名規則とコツ
C#のbreakとcontinueの使い方!ループ制御の基本テクニック
COBOLのFILLERの使い方とは?未使用領域を上手に管理する基本テクニック
C#のforeach文の基本!配列やコレクションを簡単に繰り返し処理する方法
人気記事
No.1
Java&Spring記事人気No1
C#のwhile文の使い方!条件付きループを基礎から学ぼう
No.2
Java&Spring記事人気No2
COBOLのDISPLAY文の使い方を完全ガイド!初心者でもわかる出力方法
No.3
Java&Spring記事人気No3
C#で型を調べる方法!GetType()・typeof演算子の違いと使い方
No.4
Java&Spring記事人気No4
COBOLのINDEXED BY句を使ったインデックス管理の基本をやさしく解説!