カテゴリ: C# 更新日: 2025/07/08

C#のdo-while文の特徴と使い方!必ず1回実行されるループとは?

C#のdo-while文の特徴と使い方!必ず1回実行されるループとは?
C#のdo-while文の特徴と使い方!必ず1回実行されるループとは?

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「C#のループにはいろいろあるって聞いたのですが、do-while文ってどんなときに使うんですか?」

先生

「良いところに気がつきましたね。do-while文は、条件に関係なく“必ず1回だけは処理が実行される”ループ構文です。」

生徒

「それってwhile文と何が違うんですか?」

先生

「それでは、C#のdo-while文の使い方と特徴について、わかりやすく説明していきましょう!」

1. do-while文とは?

1. do-while文とは?
1. do-while文とは?

C#のdo-while文は、繰り返し処理の一種で、少なくとも1回は必ず処理を実行するという特徴を持っています。これは、最初に条件をチェックするwhile文やfor文とは異なり、まず処理を行ってから条件を確認するという流れになっています。

簡単にいうと、「とりあえず1回はやってみて、そのあと続けるかどうか考える」というイメージです。

2. do-while文の基本構文

2. do-while文の基本構文
2. do-while文の基本構文

以下がC#のdo-while文の基本的な書き方です:


do
{
    // くり返す処理
} while (条件);

ポイントは、doの後にブロック{ }があり、その中に繰り返したい処理を書きます。そしてwhile (条件);でループを続けるかどうかを判断します。最後にセミコロン(;)を忘れずにつけましょう。

3. do-while文とwhile文の違いを図で理解しよう

3. do-while文とwhile文の違いを図で理解しよう
3. do-while文とwhile文の違いを図で理解しよう

初心者の方にも分かりやすいように、do-while文とwhile文の流れの違いを図解で説明します:

  • while文: 最初に条件をチェック → 条件がtrueなら処理 → 繰り返す
  • do-while文: 最初に処理を実行 → その後で条件をチェック → 条件がtrueなら繰り返す

このため、条件が最初からfalseでも、do-while文では1回は実行されるという点が重要です。

4. do-while文の簡単なサンプルコード

4. do-while文の簡単なサンプルコード
4. do-while文の簡単なサンプルコード

次に、具体的なC#コードでdo-while文の動きを見てみましょう。今回は、1回だけ「こんにちは」と表示される例です。


int count = 0;

do
{
    Console.WriteLine("こんにちは!");
    count++;
} while (count > 5);

この例では、countは0ですが、条件はcount > 5なので最初からfalseです。しかし、それでもConsole.WriteLineは1回実行されて「こんにちは!」と表示されます。

出力結果は次の通りです:


こんにちは!

5. ユーザー入力を使ったdo-while文の活用例

5. ユーザー入力を使ったdo-while文の活用例
5. ユーザー入力を使ったdo-while文の活用例

もう少し実用的な例として、ユーザーに「もう一度やりますか?」と聞くようなプログラムを考えてみましょう。


string input;

do
{
    Console.WriteLine("処理を実行しました。");
    Console.Write("もう一度やりますか? (y/n): ");
    input = Console.ReadLine();
} while (input == "y");

このコードでは、ユーザーが「y」と入力する限り、処理が繰り返されます。最初は必ず「処理を実行しました。」が表示されるので、do-while文の特徴が活かされています。

6. どんなときにdo-while文を使うの?

6. どんなときにdo-while文を使うの?
6. どんなときにdo-while文を使うの?

do-while文は次のような場面で使うと便利です:

  • 最初に必ず1回処理したいとき(例:ユーザーに最初の入力を求める)
  • 繰り返す前提で、条件チェックはあとで行いたいとき
  • ゲームのリスタート確認や、パスワードの再入力など

初心者のうちは、while文と混同しやすいですが、必ず1回実行されるという点を覚えておけば安心です。

7. よくあるミスと注意点

7. よくあるミスと注意点
7. よくあるミスと注意点
  • セミコロンの付け忘れ: while(条件)の最後にはセミコロン;が必要です。
  • 無限ループに注意: 条件が常にtrueになると終わらないループになります。
  • 条件の書き方に注意: 変数の更新がないと、ずっと同じ条件のままで止まりません。

このようなポイントに気をつけながら、do-while文を使うようにしましょう。

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