カテゴリ: C# 更新日: 2025/07/07

C#のwhile文の使い方!条件付きループを基礎から学ぼう

C#のwhile文の使い方!条件付きループを基礎から学ぼう
C#のwhile文の使い方!条件付きループを基礎から学ぼう

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「C#で、同じ処理を繰り返したいときって、どうすればいいんですか?」

先生

「そういう時には、while文を使うと便利です。同じ処理を条件付きで繰り返すことができますよ。」

生徒

「条件付きってどういう意味ですか?」

先生

「指定した条件が「真(true)」の間だけ、処理を繰り返すということです。実際に見てみましょう!」

1. while文とは?

1. while文とは?
1. while文とは?

C#のwhile文とは、「ある条件が満たされている間、何度でも同じ処理を繰り返す」ための繰り返し処理(ループ処理)の一つです。

例えば、「変数の値が5未満の間、繰り返す」といった指定ができます。これにより、手動で同じ命令を何度も書く必要がなくなり、効率的にコードを書くことができます。

「条件付きループ」とも呼ばれ、「条件が満たされている間だけ繰り返す」という点が特徴です。

2. while文の基本構文

2. while文の基本構文
2. while文の基本構文

while文の基本的な書き方は以下のようになります。


while (条件)
{
    // 繰り返したい処理
}

ポイント:条件の部分には「true」か「false」を返す式を書きます。条件が「true」である限り、波かっこ{ }の中の処理が何度も実行されます。

3. 具体的な使用例

3. 具体的な使用例
3. 具体的な使用例

例として、1から5までの数字を画面に表示するプログラムを作ってみましょう。


int number = 1;

while (number <= 5)
{
    Console.WriteLine(number);
    number++;
}

number++というのは「numberを1増やす」という意味です。このようにして、繰り返すたびに変数の値を変化させることで、ループを終了に導きます。

実行結果:


1
2
3
4
5

4. 無限ループに注意!

4. 無限ループに注意!
4. 無限ループに注意!

条件がずっと「true」のままだと、無限ループになってしまいます。例えば、次のコードはずっと1を出力し続けてしまいます。


int x = 1;

while (x <= 5)
{
    Console.WriteLine(x);
    // x を増やしていないので、ずっと x は 1 のまま!
}

このように、ループの中で条件が「false」になるように工夫する必要があります。

5. while文のよくある使い方

5. while文のよくある使い方
5. while文のよくある使い方

while文は、ユーザーの入力を待つ場面や、何かの条件が整うまで繰り返すような場面でよく使われます。以下は、ユーザーが「exit」と入力するまで繰り返す例です。


string input = "";

while (input != "exit")
{
    Console.Write("文字を入力してください(exitで終了):");
    input = Console.ReadLine();
}

!=(ノットイコール)は「〜でない場合」という意味です。Console.ReadLine()はキーボードからの入力を受け取る命令です。

6. do-while文との違い

6. do-while文との違い
6. do-while文との違い

while文とよく似た構文にdo-while文があります。これは「必ず1回は処理を行ってから、条件を確認する」という特徴があります。

以下がその構文です。


int y = 1;

do
{
    Console.WriteLine(y);
    y++;
} while (y <= 5);

while文では最初に条件を確認しますが、do-while文では先に処理が実行される点が違いです。条件が最初からfalseでも、1回は処理されるのが特徴です。

7. ループを途中で止めたいときは?

7. ループを途中で止めたいときは?
7. ループを途中で止めたいときは?

ループの途中で繰り返しをやめたいときにはbreak文を使います。以下の例では、数字が3になった時点でループを終了します。


int z = 1;

while (z <= 5)
{
    if (z == 3)
    {
        break;
    }

    Console.WriteLine(z);
    z++;
}

実行結果:


1
2

このようにbreakを使うことで、ループを任意のタイミングで止めることができます。

8. まとめ:while文を使いこなそう

8. まとめ:while文を使いこなそう
8. まとめ:while文を使いこなそう

ここまでで、C#のwhile文の基本的な使い方と、do-while文との違い、breakによる制御方法までを学びました。

プログラミングにおいて、繰り返し処理は非常によく使われるので、しっかり理解しておくことが大切です。

特に、ループの条件が変わらないと無限ループになってしまうので、条件の設計には注意しましょう。

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