カテゴリ: C# 更新日: 2025/06/20

C#のエラーと例外の基本!初心者がよく出会うエラーとその対処法まとめ

C#のエラーと例外の基本!初心者がよく出会うエラーとその対処法まとめ
C#のエラーと例外の基本!初心者がよく出会うエラーとその対処法まとめ

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「C#のプログラムを作ろうとしたら、赤い文字でエラーって出ました!これってどうすればいいんですか?」

先生

「それはC#のエラーというもので、プログラムに間違いがあるときに表示されるんですよ。」

生徒

「初心者でもよくあるエラーって、どんなものですか?」

先生

「それでは、初心者がよく出会うC#のエラーと、その対処法を一緒に学んでいきましょう!」

1. エラーと例外って何?

1. エラーと例外って何?
1. エラーと例外って何?

C#でプログラミングをしていると、「エラー(Error)」「例外(Exception)」という言葉に出会うことがあります。これらは、プログラムの中で何かがおかしいときに教えてくれるサインです。

例えば、「りんごを3個ください」と言われたのにりんごが1個しかなかったら、「りんごが足りません!」と教えてくれるようなものです。

エラーには主に2種類あります:

  • 文法エラー(構文エラー):プログラムの書き方が間違っている。
  • 実行時エラー(例外):書き方は正しいけど、動かしてみたら問題が起きる。

2. よくあるC#の文法エラーとその意味

2. よくあるC#の文法エラーとその意味
2. よくあるC#の文法エラーとその意味

プログラミング初心者がよく出会うエラーには、次のようなものがあります。

2-1. セミコロン(;)を忘れた!

C#では、文の終わりに;(セミコロン)をつける必要があります。


Console.WriteLine("こんにちは")

このコードにはセミコロンがありません。正しくはこうです:


Console.WriteLine("こんにちは");

2-2. カッコを閉じ忘れた!

カッコには、(){}があります。開いたら必ず閉じましょう。


if (x > 10
{
    Console.WriteLine("10より大きいです");

()が閉じられていません。正しくは:


if (x > 10)
{
    Console.WriteLine("10より大きいです");
}

2-3. スペルミス

例えばConsoleConsolと書いてしまうと、


Consol.WriteLine("こんにちは");

このようなエラーになります。「その命令は知らないよ」と言っているのです。

3. 実行時エラー(例外)の基本

3. 実行時エラー(例外)の基本
3. 実行時エラー(例外)の基本

文法エラーがなくても、プログラムを実行したときにエラーが出ることがあります。これを「例外(Exception)」といいます。

例えば、0で割る計算をするとどうなるでしょう?


int x = 10;
int y = 0;
int result = x / y;

このコードを実行すると、次のような例外が発生します。


System.DivideByZeroException: 0 で除算しようとしました。

これは「0では割り算できないよ!」という意味です。

4. try-catchで例外を防ぐ

4. try-catchで例外を防ぐ
4. try-catchで例外を防ぐ

try-catch構文を使うことで、例外が発生してもプログラムを止めずにエラーメッセージを出すことができます。


int x = 10;
int y = 0;

try
{
    int result = x / y;
    Console.WriteLine(result);
}
catch (DivideByZeroException)
{
    Console.WriteLine("0で割ることはできません!");
}

0で割ることはできません!

tryの中でエラーが起きたら、catchに書かれた処理が実行されます。

5. よくある例外の種類と意味

5. よくある例外の種類と意味
5. よくある例外の種類と意味

C#にはよく出る例外がいくつかあります。初心者がよく出会うものを紹介します。

  • DivideByZeroException:0で割り算しようとしたとき
  • NullReferenceException:使おうとしたものが空(null)のとき
  • FormatException:文字を数字に変換しようとしたけど、数字じゃなかったとき

FormatExceptionの例


string input = "abc";
int number = int.Parse(input);

「abc」は数字ではないので、このコードはエラーになります。

6. エラーが出たときの対処法

6. エラーが出たときの対処法
6. エラーが出たときの対処法

エラーが出たとき、初心者でもできる対処法を紹介します。

  • 赤いエラーメッセージをよく読む:「どこで何がダメだったのか」が書かれています。
  • 該当の行番号を確認する:Visual Studioなどでは、エラーのある行にマークがつきます。
  • スペルやカッコをチェックする:小さなミスが多いです。
  • 検索する:エラーメッセージをコピーしてGoogleで調べると、多くの解決方法が見つかります。

7. エラーを恐れずにチャレンジしよう!

7. エラーを恐れずにチャレンジしよう!
7. エラーを恐れずにチャレンジしよう!

エラーは初心者だけでなく、プロのプログラマーでも日常的に経験するものです。大切なのは「エラーが出ても諦めずに原因を探す」ことです。

最初のうちは意味がわからなくても、少しずつ読めるようになります。間違えることで、プログラミングがどんどん上達しますよ!

関連記事:
カテゴリの一覧へ
新着記事
COBOLの変数名の付け方を解説!初心者でもわかる命名規則とコツ
C#のbreakとcontinueの使い方!ループ制御の基本テクニック
COBOLのFILLERの使い方とは?未使用領域を上手に管理する基本テクニック
C#のforeach文の基本!配列やコレクションを簡単に繰り返し処理する方法
人気記事
No.1
Java&Spring記事人気No1
COBOLのDISPLAY文の使い方を完全ガイド!初心者でもわかる出力方法
No.2
Java&Spring記事人気No2
C#のwhile文の使い方!条件付きループを基礎から学ぼう
No.3
Java&Spring記事人気No3
C#で型を調べる方法!GetType()・typeof演算子の違いと使い方
No.4
Java&Spring記事人気No4
COBOLのINDEXED BY句を使ったインデックス管理の基本をやさしく解説!