カテゴリ: C# 更新日: 2025/10/15

C#の文字列の長さを取得する方法!Lengthプロパティを初心者向けに解説

C#の文字列の長さを取得する方法(Lengthプロパティ)
C#の文字列の長さを取得する方法(Lengthプロパティ)

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「C#で文字列の長さを調べる方法ってありますか?」

先生

「はい、C#ではLength(レングス)プロパティを使えば、文字列が何文字あるのかを簡単に調べることができます。」

生徒

「プロパティってなんですか?ちょっと難しそうです…」

先生

「プロパティというのは、オブジェクト(この場合は文字列)が持っている性質や情報のことです。Lengthは文字列が持っている“長さ”という情報を取り出す機能なんですよ。」

生徒

「なるほど!実際にどんな風に使うのか見てみたいです。」

先生

「それでは、サンプルコードを使って一緒に確認してみましょう!」

1. 文字列の長さを調べるLengthプロパティとは?

1. 文字列の長さを調べるLengthプロパティとは?
1. 文字列の長さを調べるLengthプロパティとは?

C#では文字列を扱うときに、文字数を数えたい場面がよくあります。例えば「ユーザーが入力したパスワードが8文字以上かどうかを確認する」などです。こうしたときに便利なのが、Lengthプロパティです。

Lengthは文字列が持つ「長さ」を整数の数値として返してくれます。たとえば「Hello」という文字列なら5、「こんにちは」なら5といった具合です。英語も日本語も、1文字単位で数えてくれるので安心です。

2. Lengthプロパティの基本的な使い方

2. Lengthプロパティの基本的な使い方
2. Lengthプロパティの基本的な使い方

実際にC#のコードでLengthを使ってみましょう。とてもシンプルな構文です。


string text = "Hello C#";
int length = text.Length;

Console.WriteLine("文字列の長さは " + length + " です。");

このコードを実行すると、次のような結果が出力されます。


文字列の長さは 8 です。

ここで「Hello C#」という文字列は8文字なので、正しく8と表示されました。

3. 日本語の文字列でも使える?

3. 日本語の文字列でも使える?
3. 日本語の文字列でも使える?

「Lengthは英語だけじゃないの?」と思う人もいるかもしれませんが、日本語でもちゃんと使えます。例えば「こんにちは」という文字列を調べてみましょう。


string greeting = "こんにちは";
Console.WriteLine("文字数は " + greeting.Length + " です。");

文字数は 5 です。

「こんにちは」は5文字なので、しっかり「5」と表示されました。日本語でも英語でも安心して使えるのがLengthの良いところです。

4. 空の文字列やスペースを含む場合

4. 空の文字列やスペースを含む場合
4. 空の文字列やスペースを含む場合

もし文字列が空っぽ(何も文字がない状態)の場合、長さは0になります。


string empty = "";
Console.WriteLine(empty.Length); // 出力結果は 0

0

また、空白(スペース)も1文字として数えられます。例えば「ABC 」という文字列には最後にスペースが1つあるので、結果は4になります。


string text = "ABC ";
Console.WriteLine(text.Length); // 出力結果は 4

4

5. Lengthを使った便利な活用例

5. Lengthを使った便利な活用例
5. Lengthを使った便利な活用例

実際のアプリケーションでは、文字数を使って条件を判定する場面が多いです。例えば「パスワードが8文字以上かどうか」を確認する例を見てみましょう。


string password = "abc123";

if (password.Length >= 8)
{
    Console.WriteLine("パスワードの文字数は十分です。");
}
else
{
    Console.WriteLine("パスワードは8文字以上にしてください。");
}

パスワードは8文字以上にしてください。

このように、Lengthを使うことで簡単に「何文字あるか」を基準にした判定が可能になります。

6. 配列や他のデータ型との違い

6. 配列や他のデータ型との違い
6. 配列や他のデータ型との違い

ここで少し補足です。文字列(string)のLengthは「文字数」を表しますが、配列のLengthは「要素数」を表します。つまり文字列と配列の両方にLengthがありますが、意味は文脈によって異なります。

例えば次のようなコードです。


int[] numbers = { 1, 2, 3, 4, 5 };
Console.WriteLine(numbers.Length); // 出力結果は 5

5

この場合は「配列に5つの要素がある」という意味での長さです。文字列の場合は「文字数」と覚えておくと分かりやすいでしょう。

カテゴリの一覧へ
新着記事
C#で複数ファイルをまとめて操作する方法(foreach・LINQ)をやさしく解説!
C#のインターフェースとは?クラス設計を柔軟にする基本技術
C#のコンストラクタの役割と使い方!オブジェクト初期化の基本
COBOLでデータベース接続を理解しよう!初心者でもわかる基本の考え方
人気記事
No.1
Java&Spring記事人気No1
C#のpartialクラスとは?初心者でも理解できるクラス分割の基本
No.2
Java&Spring記事人気No2
C#で型を調べる方法!GetType()・typeof演算子の違いと使い方
No.3
Java&Spring記事人気No3
C#の数値型をマスターしよう!int・double・decimalの違いと使い方
No.4
Java&Spring記事人気No4
COBOLのCOPY句の使い方を完全ガイド!初心者でもわかる共通部品の再利用方法