C#の文字列の長さを取得する方法!Lengthプロパティを初心者向けに解説
生徒
「C#で文字列の長さを調べる方法ってありますか?」
先生
「はい、C#ではLength(レングス)プロパティを使えば、文字列が何文字あるのかを簡単に調べることができます。」
生徒
「プロパティってなんですか?ちょっと難しそうです…」
先生
「プロパティというのは、オブジェクト(この場合は文字列)が持っている性質や情報のことです。Lengthは文字列が持っている“長さ”という情報を取り出す機能なんですよ。」
生徒
「なるほど!実際にどんな風に使うのか見てみたいです。」
先生
「それでは、サンプルコードを使って一緒に確認してみましょう!」
1. 文字列の長さを調べるLengthプロパティとは?
C#では文字列を扱うときに、文字数を数えたい場面がよくあります。例えば「ユーザーが入力したパスワードが8文字以上かどうかを確認する」などです。こうしたときに便利なのが、Lengthプロパティです。
Lengthは文字列が持つ「長さ」を整数の数値として返してくれます。たとえば「Hello」という文字列なら5、「こんにちは」なら5といった具合です。英語も日本語も、1文字単位で数えてくれるので安心です。
2. Lengthプロパティの基本的な使い方
実際にC#のコードでLengthを使ってみましょう。とてもシンプルな構文です。
string text = "Hello C#";
int length = text.Length;
Console.WriteLine("文字列の長さは " + length + " です。");
このコードを実行すると、次のような結果が出力されます。
文字列の長さは 8 です。
ここで「Hello C#」という文字列は8文字なので、正しく8と表示されました。
3. 日本語の文字列でも使える?
「Lengthは英語だけじゃないの?」と思う人もいるかもしれませんが、日本語でもちゃんと使えます。例えば「こんにちは」という文字列を調べてみましょう。
string greeting = "こんにちは";
Console.WriteLine("文字数は " + greeting.Length + " です。");
文字数は 5 です。
「こんにちは」は5文字なので、しっかり「5」と表示されました。日本語でも英語でも安心して使えるのがLengthの良いところです。
4. 空の文字列やスペースを含む場合
もし文字列が空っぽ(何も文字がない状態)の場合、長さは0になります。
string empty = "";
Console.WriteLine(empty.Length); // 出力結果は 0
0
また、空白(スペース)も1文字として数えられます。例えば「ABC 」という文字列には最後にスペースが1つあるので、結果は4になります。
string text = "ABC ";
Console.WriteLine(text.Length); // 出力結果は 4
4
5. Lengthを使った便利な活用例
実際のアプリケーションでは、文字数を使って条件を判定する場面が多いです。例えば「パスワードが8文字以上かどうか」を確認する例を見てみましょう。
string password = "abc123";
if (password.Length >= 8)
{
Console.WriteLine("パスワードの文字数は十分です。");
}
else
{
Console.WriteLine("パスワードは8文字以上にしてください。");
}
パスワードは8文字以上にしてください。
このように、Lengthを使うことで簡単に「何文字あるか」を基準にした判定が可能になります。
6. 配列や他のデータ型との違い
ここで少し補足です。文字列(string)のLengthは「文字数」を表しますが、配列のLengthは「要素数」を表します。つまり文字列と配列の両方にLengthがありますが、意味は文脈によって異なります。
例えば次のようなコードです。
int[] numbers = { 1, 2, 3, 4, 5 };
Console.WriteLine(numbers.Length); // 出力結果は 5
5
この場合は「配列に5つの要素がある」という意味での長さです。文字列の場合は「文字数」と覚えておくと分かりやすいでしょう。