カテゴリ: C# 更新日: 2025/10/12

C#の文字列型(string)の基本と作成方法をやさしく解説

C#の文字列型(string)の基本と作成方法をやさしく解説
C#の文字列型(string)の基本と作成方法をやさしく解説

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「先生、C#で文字を扱う方法を知りたいです。文字列ってどうやって作るんですか?」

先生

「C#ではstring型を使って文字列を扱うことができますよ。文字列とは、文字をつなげたもののことです。」

生徒

「文字列って、文章みたいなものですか?」

先生

「その通りです。例えば『こんにちは』や『C#入門』のような文章や単語が文字列です。それでは、基本から学んでいきましょう!」

1. 文字列型(string)とは?

1. 文字列型(string)とは?
1. 文字列型(string)とは?

C#の文字列型(string型)は、文字を並べて表現するためのデータ型です。プログラミングでは文章や名前、メッセージを扱うことが多いため、stringは最もよく使われる基本データ型のひとつです。

例えば、人の名前「太郎」や、あいさつ「おはようございます」、メールアドレス「example@test.com」などはすべて文字列として表現できます。

2. 文字列の作成方法

2. 文字列の作成方法
2. 文字列の作成方法

C#で文字列を作成するには、文字をダブルクォーテーション(")で囲みます。次の例を見てください。


string message = "こんにちは、C#!";
Console.WriteLine(message);

こんにちは、C#!

このようにstring型の変数に文字列を入れることで、プログラムの中で文章を扱えるようになります。

3. 空文字列とnullの違い

3. 空文字列とnullの違い
3. 空文字列とnullの違い

文字列を扱うときに注意するべきポイントに、空文字列nullがあります。

  • 空文字列:中身が空っぽの文字列(例:""
  • null:文字列そのものが存在していない状態

string empty = "";
string nothing = null;

Console.WriteLine("空文字列:" + empty);
Console.WriteLine("null:" + nothing);

空文字列:
null:

「空文字列」は存在しているけど中身が空っぽ、「null」は変数に文字列自体が入っていないという違いがあります。

4. 文字列の連結(つなげる)

4. 文字列の連結(つなげる)
4. 文字列の連結(つなげる)

文字列は+を使って簡単につなげることができます。例えば、名前とあいさつをつなげて1つの文章にできます。


string name = "太郎";
string greeting = "こんにちは";
string message = greeting + "、" + name + "さん!";

Console.WriteLine(message);

こんにちは、太郎さん!

このように、複数の文字列を連結して新しい文章を作ることができます。

5. 文字列の長さを調べる

5. 文字列の長さを調べる
5. 文字列の長さを調べる

文字列の長さ(文字数)を知りたいときは、Lengthプロパティを使います。


string text = "C#プログラミング";
Console.WriteLine("文字数は " + text.Length + " です。");

文字数は 9 です。

この例では「C#プログラミング」という文字列の長さが表示されます。

6. 文字列の書き方いろいろ

6. 文字列の書き方いろいろ
6. 文字列の書き方いろいろ

C#の文字列にはいくつかの便利な書き方があります。

6-1. 改行を含む文字列

\nを使うと、改行を入れることができます。


string multiLine = "おはよう\nこんにちは\nこんばんは";
Console.WriteLine(multiLine);

おはよう
こんにちは
こんばんは

6-2. $を使った文字列補間

$を使うと、変数をそのまま文字列の中に埋め込むことができます。


string name = "花子";
string message = $"こんにちは、{name}さん!";
Console.WriteLine(message);

こんにちは、花子さん!

7. 文字列の基本をおさらい

7. 文字列の基本をおさらい
7. 文字列の基本をおさらい

ここまででC#の文字列型(string)の基本を学びました。stringを使えば名前や文章をプログラムに取り込み、出力したり連結したりできます。空文字列とnullの違いを理解することも大切です。さらに、文字列補間や改行などを活用すると、より便利に文章を扱えます。

文字列はC#プログラミングにおいて欠かせない存在なので、基本をしっかりと身につけておくことが大切です。

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