カテゴリ: C# 更新日: 2025/10/17

C#の文字列分割(Split)と部分文字列(Substring)の使い方を完全ガイド!初心者でもわかる解説

C#の文字列分割(Split)と部分文字列(Substring)の使い方
C#の文字列分割(Split)と部分文字列(Substring)の使い方

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「先生、C#で文字列をバラバラに分けたり、一部だけ取り出す方法ってありますか?」

先生

「いい質問ですね!C#では、文字列を分割するにはSplitメソッド、一部だけ取り出すにはSubstringメソッドを使うことができます。」

生徒

「なるほど!でも難しそうに聞こえます。どうやって使えばいいんでしょうか?」

先生

「大丈夫ですよ。身近な例にたとえて、基本からわかりやすく解説していきましょう!」

1. C#の文字列分割(Split)とは?

1. C#の文字列分割(Split)とは?
1. C#の文字列分割(Split)とは?

C#のSplit(スプリット)メソッドは、文字列を指定した区切り文字で分割して、バラバラの文字列にしてくれる便利な機能です。例えば、カンマで区切られた住所録や、スペースで区切られた文章を一つひとつに分けるときに役立ちます。

「りんご,みかん,ぶどう」という文字列を考えてみましょう。これをカンマ(,)で分割すると、3つの果物の名前に分かれます。まるでお弁当の仕切りで食べ物を分けるようなイメージです。


string fruits = "りんご,みかん,ぶどう";
string[] fruitArray = fruits.Split(',');

foreach (string fruit in fruitArray)
{
    Console.WriteLine(fruit);
}

りんご
みかん
ぶどう

このように、Splitを使えば、文字列を一瞬でバラバラに分けることができます。初心者の方でも、区切り文字(デリミタ)を指定するだけなので、とても簡単です。

2. Splitメソッドの応用

2. Splitメソッドの応用
2. Splitメソッドの応用

Splitメソッドは、ただ分けるだけではなく、複数の区切り文字を指定したり、空白を取り除いたりすることも可能です。


string text = "C# プログラミング 基礎 入門";
string[] words = text.Split(' ');

foreach (string word in words)
{
    Console.WriteLine(word);
}

C#
プログラミング
基礎
入門

このようにスペースを区切りにすれば、文章を単語ごとに切り分けることができます。検索機能やテキスト解析などにも応用できます。

3. C#の部分文字列(Substring)とは?

3. C#の部分文字列(Substring)とは?
3. C#の部分文字列(Substring)とは?

次に、C#のSubstring(サブストリング)メソッドを紹介します。これは、文字列の一部だけを取り出す機能です。例えば、「こんにちは」という文字列から「こん」だけを取り出すことができます。

本でいえば、1ページ全体ではなく、必要な部分だけをコピーするようなイメージです。


string message = "こんにちはC#";
string part = message.Substring(0, 3);

Console.WriteLine(part);

こんにち

Substring(開始位置, 文字数)と書くことで、文字列のどこから何文字分を取り出すかを指定できます。開始位置は0から数える点に注意しましょう。

4. Substringメソッドの活用例

4. Substringメソッドの活用例
4. Substringメソッドの活用例

例えば、電話番号から市外局番だけ取り出したい場合にもSubstringが使えます。


string phone = "03-1234-5678";
string cityCode = phone.Substring(0, 2);

Console.WriteLine(cityCode);

03

このように、実生活でよくある「必要な部分だけ取り出したい」場面で活躍します。メールアドレスからドメインを取り出す、商品コードの一部を抽出するなども可能です。

5. SplitとSubstringを組み合わせて使う

5. SplitとSubstringを組み合わせて使う
5. SplitとSubstringを組み合わせて使う

さらに便利なのは、SplitSubstringを組み合わせる方法です。例えば、カンマで区切られた住所データから「郵便番号だけ」取り出す、といった応用ができます。


string address = "123-4567,東京都,新宿区";
string[] parts = address.Split(',');
string postalCode = parts[0].Substring(0, 3);

Console.WriteLine(postalCode);

123

この例では、まずSplitで住所を3つに分割し、その後Substringで郵便番号の最初の3桁を取り出しています。こうすることで、実用的なデータ処理が可能になります。

6. まとめると

6. まとめると
6. まとめると

C#の文字列操作であるSplitSubstringは、データを整理する力必要な部分を抽出する力を持っています。どちらもシンプルですが、とても強力な機能で、プログラミングを学ぶ上で必ず役立つスキルです。まずは身近な例を使って練習してみるのがおすすめです。

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