C#の変数とは?初心者向けに定義方法とよく使うデータ型を解説!
生徒
「C#を始めたいんですが、まず何から覚えればいいですか?」
先生
「まず最初に覚えておきたいのが『変数』です。プログラムの中でデータを入れておく箱のようなものですよ。」
生徒
「箱?もう少し詳しく教えてもらえますか?」
先生
「もちろんです!変数の定義の仕方や、よく使われるデータ型について一緒に見ていきましょう。」
1. C#の変数とは?初心者向けにわかりやすく解説
C#(シーシャープ)での変数とは、プログラムの中でデータを一時的に保存するための「名前のついた箱」のようなものです。たとえば「身長」や「名前」といったデータを入れる場所だと思ってください。
現実の世界でも、箱にラベルを貼って中身を整理しますよね?プログラムでも同じで、箱(変数)に名前をつけて、いろいろな情報(データ)を保管します。
変数は、データの種類(データ型)とセットで使います。例えば、「数字」や「文字」などです。これを「データ型」と呼びます。
2. 変数の定義方法をマスターしよう
C#で変数を使うには、まず変数を定義します。定義とは「これから使う箱を用意しますよ」という宣言のことです。
変数の定義は、次のような形で書きます。
int age;
これは「整数(int
型)のage
という名前の変数を作ります」という意味です。
値をすぐに入れたいときは、こう書きます:
int age = 25;
この例では、age
という変数に「25」という数字を入れています。
3. よく使うC#のデータ型とは?
変数を定義するときに使う「データ型」には、さまざまな種類があります。ここでは、初心者がよく使う代表的なデータ型を紹介します。
3-1. int型(整数)
int
型は「整数」を扱うデータ型です。小数点のない数字に使います。
int number = 100;
3-2. double型(小数)
double
型は「小数」を扱うデータ型です。
double height = 165.5;
3-3. string型(文字列)
string
型は「文字」や「言葉」のようなデータを扱います。
string name = "田中";
3-4. bool型(真偽値)
bool
型は「はい(true)」「いいえ(false)」の2つの値を扱うデータ型です。
bool isStudent = true;
4. 変数の使い方を実際の例で確認しよう
それでは、いくつかの変数を使って、プログラムを作ってみましょう。
using System;
class Program
{
static void Main()
{
int age = 30;
double weight = 55.3;
string name = "山田";
bool isMember = true;
Console.WriteLine("名前: " + name);
Console.WriteLine("年齢: " + age);
Console.WriteLine("体重: " + weight + "kg");
Console.WriteLine("会員ですか?: " + isMember);
}
}
上記のコードを実行すると、次のような結果が表示されます。
名前: 山田
年齢: 30
体重: 55.3kg
会員ですか?: True
5. C#での変数名のルールとポイント
変数には自由に名前をつけられますが、いくつかのルールがあります。
- 英数字とアンダースコア(_)が使えます
- 数字で始めてはいけません
- 記号($、%、& など)は使えません
- できるだけ意味のある名前にしましょう(例:
age
、userName
など)
6. C#の変数の特徴と注意点
C#では、変数を使う前に必ず定義しなければなりません。つまり、型と名前を指定する必要があります。
また、変数に入れる値の型と、変数自体の型が一致していないと、エラーになります。
// これはエラーになります(文字列に数字を入れている)
string age = 25;
上記のように、文字列のstring
型に数字を直接入れようとすると、コンパイルエラーになります。数字はint
型で定義しましょう。
7. 変数の中身を後から変えることもできる
変数は、あとから別の値を代入することもできます。これを再代入といいます。
int score = 80;
score = 90;
この場合、最初にscore
に80が入りますが、そのあとで90に上書きされます。
8. 変数はなぜ大事なの?
プログラムでは、同じ情報を何度も使ったり、変更したりすることがよくあります。変数を使うことで、データを効率的に管理できるようになります。
たとえば、計算や判断に使ったり、ユーザーからの入力を保存したりと、あらゆる場面で活躍します。だからこそ、最初にしっかりと理解しておくことが大切です。