カテゴリ: C# 更新日: 2025/06/13

C#の変数とは?初心者向けに定義方法とよく使うデータ型を解説!

C#の変数とは?初心者向けに定義方法とよく使うデータ型を解説
C#の変数とは?初心者向けに定義方法とよく使うデータ型を解説

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「C#を始めたいんですが、まず何から覚えればいいですか?」

先生

「まず最初に覚えておきたいのが『変数』です。プログラムの中でデータを入れておく箱のようなものですよ。」

生徒

「箱?もう少し詳しく教えてもらえますか?」

先生

「もちろんです!変数の定義の仕方や、よく使われるデータ型について一緒に見ていきましょう。」

1. C#の変数とは?初心者向けにわかりやすく解説

1. C#の変数とは?初心者向けにわかりやすく解説
1. C#の変数とは?初心者向けにわかりやすく解説

C#(シーシャープ)での変数とは、プログラムの中でデータを一時的に保存するための「名前のついた箱」のようなものです。たとえば「身長」や「名前」といったデータを入れる場所だと思ってください。

現実の世界でも、箱にラベルを貼って中身を整理しますよね?プログラムでも同じで、箱(変数)に名前をつけて、いろいろな情報(データ)を保管します。

変数は、データの種類(データ型)とセットで使います。例えば、「数字」や「文字」などです。これを「データ型」と呼びます。

2. 変数の定義方法をマスターしよう

2. 変数の定義方法をマスターしよう
2. 変数の定義方法をマスターしよう

C#で変数を使うには、まず変数を定義します。定義とは「これから使う箱を用意しますよ」という宣言のことです。

変数の定義は、次のような形で書きます。


int age;

これは「整数(int型)のageという名前の変数を作ります」という意味です。

値をすぐに入れたいときは、こう書きます:


int age = 25;

この例では、ageという変数に「25」という数字を入れています。

3. よく使うC#のデータ型とは?

3. よく使うC#のデータ型とは?
3. よく使うC#のデータ型とは?

変数を定義するときに使う「データ型」には、さまざまな種類があります。ここでは、初心者がよく使う代表的なデータ型を紹介します。

3-1. int型(整数)

int型は「整数」を扱うデータ型です。小数点のない数字に使います。


int number = 100;

3-2. double型(小数)

double型は「小数」を扱うデータ型です。


double height = 165.5;

3-3. string型(文字列)

string型は「文字」や「言葉」のようなデータを扱います。


string name = "田中";

3-4. bool型(真偽値)

bool型は「はい(true)」「いいえ(false)」の2つの値を扱うデータ型です。


bool isStudent = true;

4. 変数の使い方を実際の例で確認しよう

4. 変数の使い方を実際の例で確認しよう
4. 変数の使い方を実際の例で確認しよう

それでは、いくつかの変数を使って、プログラムを作ってみましょう。


using System;

class Program
{
    static void Main()
    {
        int age = 30;
        double weight = 55.3;
        string name = "山田";
        bool isMember = true;

        Console.WriteLine("名前: " + name);
        Console.WriteLine("年齢: " + age);
        Console.WriteLine("体重: " + weight + "kg");
        Console.WriteLine("会員ですか?: " + isMember);
    }
}

上記のコードを実行すると、次のような結果が表示されます。


名前: 山田
年齢: 30
体重: 55.3kg
会員ですか?: True

5. C#での変数名のルールとポイント

5. C#での変数名のルールとポイント
5. C#での変数名のルールとポイント

変数には自由に名前をつけられますが、いくつかのルールがあります。

  • 英数字とアンダースコア(_)が使えます
  • 数字で始めてはいけません
  • 記号($、%、& など)は使えません
  • できるだけ意味のある名前にしましょう(例:ageuserNameなど)

6. C#の変数の特徴と注意点

6. C#の変数の特徴と注意点
6. C#の変数の特徴と注意点

C#では、変数を使う前に必ず定義しなければなりません。つまり、型と名前を指定する必要があります。

また、変数に入れる値の型と、変数自体の型が一致していないと、エラーになります。


// これはエラーになります(文字列に数字を入れている)
string age = 25;

上記のように、文字列のstring型に数字を直接入れようとすると、コンパイルエラーになります。数字はint型で定義しましょう。

7. 変数の中身を後から変えることもできる

7. 変数の中身を後から変えることもできる
7. 変数の中身を後から変えることもできる

変数は、あとから別の値を代入することもできます。これを再代入といいます。


int score = 80;
score = 90;

この場合、最初にscoreに80が入りますが、そのあとで90に上書きされます。

8. 変数はなぜ大事なの?

8. 変数はなぜ大事なの?
8. 変数はなぜ大事なの?

プログラムでは、同じ情報を何度も使ったり、変更したりすることがよくあります。変数を使うことで、データを効率的に管理できるようになります。

たとえば、計算や判断に使ったり、ユーザーからの入力を保存したりと、あらゆる場面で活躍します。だからこそ、最初にしっかりと理解しておくことが大切です。

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