カテゴリ: C# 更新日: 2025/07/10

C#のbreakとcontinueの使い方!ループ制御の基本テクニック

C#のbreakとcontinueの使い方!ループ制御の基本テクニック
C#のbreakとcontinueの使い方!ループ制御の基本テクニック

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「C#のループって、どうやって途中で止めたりスキップしたりできるんですか?」

先生

「C#には、ループを途中で終了させるbreak文や、ある繰り返しをスキップして次に進むcontinue文がありますよ。」

生徒

「どうやって使い分けたらいいんですか?それぞれの使い方を知りたいです。」

先生

「それでは、C#のbreakcontinueの基本的な使い方を、わかりやすく解説していきましょう!」

1. break文とは?

1. break文とは?
1. break文とは?

break(ブレーク)文は、繰り返し処理(ループ)を途中で終了させる命令です。たとえば、条件に合った時点でループを抜けたいときに使います。

「ループの途中で処理をやめたい!」というときにはbreakが便利です。

2. break文の使い方を具体的に見てみよう

2. break文の使い方を具体的に見てみよう
2. break文の使い方を具体的に見てみよう

以下は、1から10までの数字を表示するループの中で、「5になったらループを終わる」例です。


for (int i = 1; i <= 10; i++)
{
    if (i == 5)
    {
        break;
    }
    Console.WriteLine(i);
}

実行結果:


1
2
3
4

5になる前にbreakでループを終了しているので、5以降は表示されません。

3. continue文とは?

3. continue文とは?
3. continue文とは?

continue(コンティニュー)文は、ループ内の処理をスキップして、次の繰り返しに進む命令です。

「ある条件のときだけ処理を飛ばしたい!」という場合に便利です。

4. continue文の使い方を具体的に見てみよう

4. continue文の使い方を具体的に見てみよう
4. continue文の使い方を具体的に見てみよう

以下は、1から10までの数字の中で、「偶数はスキップして奇数だけ表示する」例です。


for (int i = 1; i <= 10; i++)
{
    if (i % 2 == 0)
    {
        continue;
    }
    Console.WriteLine(i);
}

実行結果:


1
3
5
7
9

偶数の場合はcontinueConsole.WriteLineがスキップされ、奇数だけが表示されます。

5. breakとcontinueの違いを整理しよう

5. breakとcontinueの違いを整理しよう
5. breakとcontinueの違いを整理しよう

ここまでの説明で、breakcontinueの役割の違いがわかってきたと思います。

  • break:ループそのものを途中で終了する
  • continue:ループ内の処理をスキップして次に進む

以下は、両方を使った例です。


for (int i = 1; i <= 10; i++)
{
    if (i == 7)
    {
        break;
    }
    if (i % 2 == 0)
    {
        continue;
    }
    Console.WriteLine(i);
}

実行結果:


1
3
5

この例では、偶数をスキップしながら進み、i == 7breakしてループを終了しています。

6. 初心者がつまずきやすいポイント

6. 初心者がつまずきやすいポイント
6. 初心者がつまずきやすいポイント

プログラミング初心者の方がbreakcontinueを使うとき、よくある間違いがいくつかあります。

  • 条件を間違えて、breakが早すぎたり遅すぎたりする
  • continueを入れる場所によって、重要な処理がスキップされてしまう

とくに、if文の中にbreakcontinueを入れる位置はとても大事です。実際に試しながら覚えていきましょう。

7. breakとcontinueはどのループでも使える?

7. breakとcontinueはどのループでも使える?
7. breakとcontinueはどのループでも使える?

はい、breakcontinueは、for文だけでなく、while文やdo-while文など、すべてのループ構文で使えます。

以下は、while文でbreakを使った例です。


int i = 1;
while (true)
{
    if (i > 5)
    {
        break;
    }
    Console.WriteLine(i);
    i++;
}

実行結果:


1
2
3
4
5

while文でも、条件に合ったときにbreakで抜けることができます。

8. 現実の例で理解しよう

8. 現実の例で理解しよう
8. 現実の例で理解しよう

例えば、缶ジュースの自動販売機を考えてみましょう。

ジュースを調べていて、賞味期限が切れていたら「次に進む(continue)」、在庫がなければ「処理を終える(break)」、というふうに考えられます。

このように、breakcontinueは現実の判断や流れをプログラムに取り入れるのに、とても役立ちます。

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