C#のasyncとawaitの基本的な使い方をマスターしよう!非同期処理をやさしく解説
生徒
「C#のプログラムって、処理が終わるまで画面が止まることがありますよね?」
先生
「ありますね。それは時間がかかる作業を待っている状態です。」
生徒
「止まらずに動かす方法はないんですか?」
先生
「C#では、asyncとawaitを使うことで、待ち時間を上手に扱えます。」
生徒
「難しそうですが、初心者でも使えますか?」
先生
「大丈夫です。身近なたとえで、一つずつ見ていきましょう。」
1. 非同期処理とは何か?
C#の非同期処理とは、時間がかかる作業を待っている間も、プログラム全体を止めずに動かし続ける考え方です。 たとえば電子レンジを想像してください。温めが終わるまで、あなた自身が動けなくなることはありません。 レンジが動いている間に、別の準備ができますよね。この「同時に進める」感覚が非同期処理です。
プログラムでは、ファイルの読み込みやインターネット通信など、どうしても待ち時間が発生する処理があります。 これをそのまま実行すると、画面が固まったように見えてしまいます。 非同期処理を使うことで、ユーザーにとって使いやすいアプリになります。
2. asyncとawaitの役割
C#の非同期プログラミングで中心になるのが、asyncとawaitです。
まずasyncは、「このメソッドは時間がかかる処理を含みます」と宣言するためのキーワードです。
次にawaitは、「ここで結果を待ちますが、その間ほかの処理を止めません」という意味を持ちます。
難しい言葉に感じるかもしれませんが、要するに「待つけれど、ぼーっとしない」というイメージで大丈夫です。 asyncは看板、awaitは実際に待つ場所、と考えると分かりやすくなります。
3. asyncメソッドの基本形
asyncとawaitを使うには、まずメソッドの定義にasyncを付けます。 メソッドとは、処理をひとまとめにした箱のようなものです。 ここでは、少し待つだけの簡単な例を見てみましょう。
async Task SampleAsync()
{
await Task.Delay(3000);
Console.WriteLine("3秒待ちました");
}
Task.Delayは、「指定した時間だけ待つ」という処理です。
この例では3秒待っていますが、その間プログラム全体が止まるわけではありません。
4. awaitを書く位置の意味
awaitは、時間がかかる処理の前に書きます。 「ここで結果が必要なので待ちます」と伝える役割があります。 ただし、待っている間はほかの処理を進められるのがポイントです。
電話で注文した料理を待つ間に、テレビを見て過ごすような感覚です。 料理が届いたら、また次の行動に進みます。 awaitは、その「届くまで待つ場所」を示しています。
5. 非同期処理を呼び出す側の書き方
asyncメソッドは、呼び出す側でもawaitを使うのが基本です。 これにより、処理の流れが上から下へ自然に読めます。 複雑な仕組みを意識せずに書けるのが、C#のasyncとawaitの大きな特徴です。
async Task StartAsync()
{
Console.WriteLine("開始");
await SampleAsync();
Console.WriteLine("終了");
}
このコードでは、「開始」と表示されたあと、3秒待ってから「終了」と表示されます。 待っている間も、プログラム自体は固まりません。
6. 非同期処理を使うメリット
asyncとawaitを使う最大のメリットは、ユーザーが待たされていると感じにくくなることです。 画面が反応しない状態は、不安やストレスにつながります。 非同期処理を使えば、操作できる状態を保ちやすくなります。
また、コードの見た目がシンプルなのも利点です。 昔の書き方では複雑になりがちでしたが、asyncとawaitなら順番通りに読めます。 初心者でも理解しやすい形で、非同期処理を書けるのが特徴です。
7. よくある勘違い
asyncとawaitを書いたからといって、必ず処理が速くなるわけではありません。 あくまで「待ち方」が上手になるだけです。 処理そのものの時間が短くなるわけではない点に注意しましょう。
また、awaitを付け忘れると、思った通りに動かないことがあります。 「待つ必要があるかどうか」を意識して、正しい場所にawaitを書くことが大切です。