COBOLのCLOSE文の使い方とファイル管理の注意点!初心者にもわかる完全ガイド
生徒
「先生、ファイルの処理が終わった後ってどうすればいいんですか?」
先生
「そのときに使うのがCLOSE文です。ファイルを閉じて、安全に処理を終えることができます。」
生徒
「閉じる…どういう意味で必要なんですか?」
先生
「今からポイントをわかりやすく解説しますね!」
1. CLOSE文とは?
CLOSE文は、ファイル処理の最後に書く命令で、開いていたファイルを閉じる役割があります。プログラムでファイルを開いて処理したあと、必ず閉じることが大切です。
例えば、本を読み終えたら閉じるのと同じように、ファイルもきちんと閉じないと、パソコンが次に使えなくなる場合があります。
2. なぜファイルを閉じる必要があるの?
- ファイルが開いたままだと、他のプログラムで使えなくなることがある
- 書きかけのデータが完全に保存されないままになってしまう
- ファイルを開ける数には制限があり、使い終わったら閉じないと枯渇する可能性
ですので、処理が終わったらCLOSEでファイルをきちんと「閉じる」必要があります。
3. CLOSE文の基本構文
単一ファイルを閉じる場合は次のように書きます:
CLOSE ファイル名.
複数ファイルを一度に閉じたいときは、スペース区切りで指定できます:
CLOSE IN-FILE OUT-FILE LOG-FILE.
4. サンプルプログラムでCLOSE文を確認
ファイルを開いて読み書きしたあとに、閉じる全体の流れを見てみましょう。
OPEN INPUT IN-FILE
OPEN OUTPUT OUT-FILE
* ここでREAD や WRITE 処理などを行う
CLOSE IN-FILE OUT-FILE.
STOP RUN.
このCLOSEで、使い終わった全てのファイルをまとめて閉じています。
5. CLOSE文とエラー防止の関係
ファイルを開いたままにしておくと、次のような問題が起きることがあります:
- 「ファイルが使用中です」とエラーが表示される
- パソコンのリソースが足りなくなる可能性がある
- 書きかけのファイルが途中で止まってしまう
CLOSE文を正しく使うことで、こうしたトラブルを防ぐことができます。
6. CLOSE文を書く場所はどこ?
ファイル処理の最後、「STOP RUN」の直前に書くのが一般的です。処理の終了直前に一行で閉じる流れがわかりやすく、見落としにくくなります。
7. 忘れがちな注意ポイント
- OPENしたファイルは必ずCLOSEで閉じる
- 処理の途中で異常終了してもCLOSEし忘れがないようにする
- 複数ファイルを開いているときは、すべてを閉じること
- DELETEやREWRITEを使った後も、忘れずにCLOSE
8. ファイル管理におけるCLOSE文の役割
- ファイルを使い換えるときの「しめくくり」の合図
- リソースの節約やデータの安全確保に直結
- トラブル防止の基本ルール
COBOLでは、ファイル操作前にSELECT・OPEN、処理後に必ずCLOSEという流れを守ることで、安全かつ効率的なファイル管理ができます。
まとめ
COBOLのCLOSE文は、ファイル管理の基礎でありながら、実務でも非常に重要な役割を担う機能です。とくに業務処理が多段階にわたるシステムでは、入力ファイルや出力ファイル、ログファイルなど複数のファイルを安全に扱う必要があり、そのしめくくりとしてファイルを閉じる操作が欠かせません。開いたままの状態を放置すると、他の処理が参照できなくなるだけでなく、データの保存が中途半端なまま止まってしまい、結果的に再処理やデータ破損といった問題に発展する可能性があります。そのため、プログラム全体の流れを見渡しながら、STOP RUNの直前など明確な位置にCLOSE文を配置することが、可読性を高めながら正確な動作を保証する鍵となります。 また、ファイルを複数扱うような処理の場合、CLOSE文に複数ファイル名を並べて記述することで簡潔に管理できる点も便利です。さらに、OPENとCLOSEはセットで理解することが大切で、INPUTで読み込み、OUTPUTで書き込み、EXTENDで追記するといった動作を行ったあと、必ずSTOP RUNの前にCLOSE文を置くことでファイル全体を安全に解放できます。ファイル処理では予期せぬエラーが発生することもあり、こうした場面でもCLOSE文を習慣的に記述しておくことで、異常終了時のリスクを最小限に抑えられます。 ここでは、記事全体で学んできた内容をふまえて、CLOSE文の使い方を整理しながら、ファイルを閉じることの重要性とCOBOLプログラム全体の安定性との深い関係をより強く実感してもらえればと思います。ファイル管理の基本を踏まえておけば、SELECT句でファイルを割り当て、OPENで使用を開始し、READ・WRITE・DELETE・REWRITEといった操作を経て、最後にCLOSEで確実に終了させるという流れが自然と身につきます。こうした理解が積み重なることで、大規模な処理にも対応できる堅牢なCOBOLプログラムを構築できるようになっていきます。 では、最後にCLOSE文を使ったシンプルなサンプルをもう一度確認しておきましょう。
サンプルプログラム(まとめ用)
OPEN INPUT DATA-IN
OPEN OUTPUT DATA-OUT
* 各種処理をここで実行する
* READ や WRITE の一連の流れを含む
CLOSE DATA-IN DATA-OUT.
STOP RUN.
このように、CLOSE文はプログラムの終わりを整える大切な節目です。ファイル処理を確実に終えることで、後続処理や別プログラムの動作にも支障が出ず、全体の安定性が高まります。特に大量データを扱う業務システムでは、ファイルをひとつひとつ適切に閉じることが、処理効率や安全性に大きく影響します。COBOLを学び始めた方にとっても、まずはこの「OPENしたら必ずCLOSEする」という基本原則を身につけておくことが成長の大きな一歩になります。
生徒
「先生、今日のCOBOLのCLOSE文の話で、ファイルを閉じることの大切さがよくわかりました。開いたままだと次の処理に悪影響が出るんですね。」
先生
「そうですね。ファイルを閉じる操作は小さな一行ですが、全体の安定性を守るためのとても重要な行動です。特に複数ファイルを扱う業務では欠かせません。」
生徒
「OPENで開いたら、CLOSEで閉じるという流れをきちんと覚えておけば安心ですね。」
先生
「その通りです。READやWRITEをしたあと必ず最後にCLOSEを書いておけば、エラー防止にもつながりますし、他のプログラムもスムーズに動作します。」
生徒
「今日の内容で、ファイル管理の基本がしっかり理解できました!これからのCOBOL学習にも役立てていきます。」
先生
「とても良い姿勢ですね。ファイル処理は実務でも頻繁に使うので、今回の理解を基礎にどんどん応用していきましょう。」