C#プログラムの書き方を基礎から学ぼう!初心者が覚えるべき文法とは?
生徒
「C#ってどうやってプログラムを書くんですか?パソコンもあまり触ったことがなくて…」
先生
「大丈夫ですよ。C#(シーシャープ)は初心者でも学びやすいプログラミング言語です。一緒に基礎から丁寧に覚えていきましょう。」
生徒
「プログラムって英語ばっかりで難しそうなイメージがあるんですけど…」
先生
「確かに英語が使われますが、中学生レベルの単語ばかりなので心配いりません。今回はC#の文法や基本の書き方をやさしく解説していきますね。」
1. C#とはどんなプログラミング言語?
C#(シーシャープ)は、マイクロソフトが開発したプログラミング言語です。WindowsアプリやWebアプリ、ゲーム開発など幅広い用途に使われており、とても人気があります。
プログラミング未経験の方にもおすすめの言語で、文法(ルール)が分かりやすく、きちんと整理されているのが特徴です。
2. C#プログラムの基本構造を見てみよう
C#のプログラムは、決まった形で書いていきます。まずは基本の形を見てみましょう。
using System;
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
Console.WriteLine("こんにちは、C#!");
}
}
ここでは「こんにちは、C#!」と表示するだけのシンプルなプログラムです。1行ずつ解説していきましょう。
3. プログラムを構成する各要素の意味を知ろう
using System; は、C#の標準的な機能を使えるようにする宣言です。Console.WriteLine
などを使うときに必要です。
class Program は、プログラムの設計図のようなものです。クラスと呼ばれます。ここでは「Program」という名前のクラスを定義しています。
static void Main(string[] args) は、C#プログラムの最初に実行される部分です。ここに書いた処理から順に実行されていきます。
Console.WriteLine("こんにちは、C#!"); は、画面に文字を表示する命令です。「Console(コンソール)」という画面に、「こんにちは、C#!」と表示されます。
4. 実行結果を確認してみよう
先ほどのプログラムを実行すると、画面には次のように表示されます。
こんにちは、C#!
とてもシンプルですが、これがC#プログラムの第一歩です。
5. コンピュータに命令するってどういうこと?
プログラムを書くということは、コンピュータに「これをやって」と命令することです。
例えば、「こんにちは、C#!」と表示させたいなら、Console.WriteLine()
という命令を使います。人間で言えば、「大きな声で挨拶して」と言うような感じですね。
6. C#の文法(ルール)はなぜ大事なの?
C#プログラミングでは、正しい文法で書かないとエラーになります。例えば、文の終わりには必ずセミコロン「;」が必要です。
日本語でも「。」で文章を区切るように、プログラムでもセミコロンで区切ります。これはコンピュータが命令を正しく理解するために必要です。
7. スペルミスや記号の抜けに注意しよう
「Consle」と書いてしまったり、セミコロン「;」を忘れたりすると、プログラムはうまく動きません。
これは、人間には少しの間違いでも意味が伝わることがありますが、コンピュータは1文字のミスでも理解できないからです。
8. 書いたプログラムはどこで動かすの?
C#のプログラムを書くには、Visual Studio(ビジュアルスタジオ)という専用のソフトが便利です。
これは「ノートと鉛筆」のようなもので、プログラムを書くための道具です。Visual Studioでは、「新しいプロジェクトを作る」といった操作もボタン1つでできます。
9. C#のキーワードって何?
C#では、あらかじめ意味が決まっている単語があります。これをキーワードと呼びます。
- class:クラス(設計図)を作る
- static:特別な種類のメソッドに使う
- void:値を返さないことを表す
- string:文字列を扱う型
キーワードは、変な色で表示されたりしてわかりやすくなっています。
10. 小さなプログラムでも大丈夫!まずは動かしてみよう
はじめから完璧なプログラムを書く必要はありません。画面に1行だけ表示する、そんな小さな成功体験からC#の学習は始まります。
実際に動かして、表示されることを確認することが一番大切です。