カテゴリ: C# 更新日: 2025/06/16

C#の出力と入力の基本をマスター!初心者でもわかるConsole.WriteLine()とConsole.ReadLine()の使い方

C#の出力と入力の基本!Console.WriteLine()とConsole.ReadLine()の使い方をやさしく解説
C#の出力と入力の基本!Console.WriteLine()とConsole.ReadLine()の使い方をやさしく解説

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「C#で文字を画面に表示したり、キーボードから入力するにはどうすればいいんですか?」

先生

「C#では、Console.WriteLine()で文字を出力し、Console.ReadLine()で入力を受け取ることができますよ。」

生徒

「それは便利ですね!初心者でもすぐ使えますか?」

先生

「もちろんです!初心者の方にもわかりやすく説明していきますね。」

1. Console.WriteLine()とは?文字を画面に出力する方法

1. Console.WriteLine()とは?文字を画面に出力する方法
1. Console.WriteLine()とは?文字を画面に出力する方法

Console.WriteLine()は、C#で最もよく使われる命令(めいれい)のひとつです。この命令を使うことで、画面(コンソール)に文字や数字などを表示させることができます。

たとえば、パソコンに「こんにちは!」と表示したいときは、次のように書きます。


Console.WriteLine("こんにちは!");

このように、カギカッコ(")で囲んだ文字を画面に表示できます。

実行すると、次のように出力されます。


こんにちは!

このように、文字をそのまま画面に見せることができます。Consoleは「コンソール」という意味で、パソコン画面のことです。WriteLineは「書いて、次の行へ移動する」という意味です。

2. Console.ReadLine()とは?キーボードから文字を入力する方法

2. Console.ReadLine()とは?キーボードから文字を入力する方法
2. Console.ReadLine()とは?キーボードから文字を入力する方法

Console.ReadLine()は、キーボードから文字を入力するための命令です。

ユーザーがキーボードで文字を入力し、エンターキーを押すと、その入力された文字をC#のプログラムが読み取ります。

次のコードを見てみましょう。


string name = Console.ReadLine();

このコードは、入力された文字をnameという入れ物(変数)に入れています。string(ストリング)は「文字列(もじれつ)」の意味で、文字の集まりのことをいいます。

3. Console.WriteLine()とConsole.ReadLine()を組み合わせてみよう

3. Console.WriteLine()とConsole.ReadLine()を組み合わせてみよう
3. Console.WriteLine()とConsole.ReadLine()を組み合わせてみよう

では、今までの知識を使って、画面に「あなたの名前は何ですか?」と表示し、キーボードで名前を入力してもらい、それを使ってあいさつをするプログラムを作ってみましょう!


Console.WriteLine("あなたの名前は何ですか?");

string name = Console.ReadLine();

Console.WriteLine("こんにちは、" + name + "さん!");

このプログラムを実行すると、まず画面に「あなたの名前は何ですか?」と表示されます。

その後、キーボードで名前を入力すると、次のような結果になります。


あなたの名前は何ですか?
たろう
こんにちは、たろうさん!

+の記号は「文字と文字をくっつける」ために使います。これを文字列の結合といいます。

4. 入力された値を保存する「変数(へんすう)」ってなに?

4. 入力された値を保存する「変数(へんすう)」ってなに?
4. 入力された値を保存する「変数(へんすう)」ってなに?

先ほど使ったstring name = Console.ReadLine();の中に出てきた「変数(へんすう)」という考え方について、少し説明します。

変数とは、「データを一時的にしまっておく箱」のようなものです。

例えば、入力された名前をnameという変数に入れておけば、あとでその名前を使って、あいさつや表示に使うことができます。

stringは、その箱が「文字専用」であることを意味します。

5. 数字も入力できるの?int型を使ってみよう

5. 数字も入力できるの?int型を使ってみよう
5. 数字も入力できるの?int型を使ってみよう

Console.ReadLine()で入力できるのは、実は文字だけではありません。

でも注意点があります。Console.ReadLine()で読み取った値は、すべて文字列(string)として扱われます。数字として使いたい場合は、変換(へんかん)が必要です。

例えば、年齢を数字で入力したいときは、次のように書きます。


Console.WriteLine("あなたの年齢は何歳ですか?");

string ageText = Console.ReadLine();

int age = int.Parse(ageText);

Console.WriteLine("あなたは" + age + "歳ですね。");

int(イント)は「整数(せいすう)=小数点のない数字」のことです。

int.Parse()という命令を使って、文字列を整数に変換しています。

実行例は次のとおりです。


あなたの年齢は何歳ですか?
25
あなたは25歳ですね。

ただし、文字や変な記号を入れるとエラーになりますので、初心者のうちは数字を正しく入れるようにしましょう。

6. 複数の入力と出力を組み合わせて、ちょっとした会話風にしてみよう

6. 複数の入力と出力を組み合わせて、ちょっとした会話風にしてみよう
6. 複数の入力と出力を組み合わせて、ちょっとした会話風にしてみよう

それでは最後に、名前と年齢の両方を入力してもらい、それを使って簡単な会話をするプログラムを紹介します。


Console.WriteLine("こんにちは!お名前を教えてください。");
string name = Console.ReadLine();

Console.WriteLine("何歳ですか?");
string ageText = Console.ReadLine();
int age = int.Parse(ageText);

Console.WriteLine(name + "さんは、" + age + "歳なんですね!");

このように、Console.WriteLine()Console.ReadLine()を使えば、簡単な会話形式のプログラムも作れます。

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