C#の出力と入力の基本をマスター!初心者でもわかるConsole.WriteLine()とConsole.ReadLine()の使い方
生徒
「C#で文字を画面に表示したり、キーボードから入力するにはどうすればいいんですか?」
先生
「C#では、Console.WriteLine()
で文字を出力し、Console.ReadLine()
で入力を受け取ることができますよ。」
生徒
「それは便利ですね!初心者でもすぐ使えますか?」
先生
「もちろんです!初心者の方にもわかりやすく説明していきますね。」
1. Console.WriteLine()とは?文字を画面に出力する方法
Console.WriteLine()は、C#で最もよく使われる命令(めいれい)のひとつです。この命令を使うことで、画面(コンソール)に文字や数字などを表示させることができます。
たとえば、パソコンに「こんにちは!」と表示したいときは、次のように書きます。
Console.WriteLine("こんにちは!");
このように、カギカッコ(")で囲んだ文字を画面に表示できます。
実行すると、次のように出力されます。
こんにちは!
このように、文字をそのまま画面に見せることができます。Console
は「コンソール」という意味で、パソコン画面のことです。WriteLine
は「書いて、次の行へ移動する」という意味です。
2. Console.ReadLine()とは?キーボードから文字を入力する方法
Console.ReadLine()は、キーボードから文字を入力するための命令です。
ユーザーがキーボードで文字を入力し、エンターキーを押すと、その入力された文字をC#のプログラムが読み取ります。
次のコードを見てみましょう。
string name = Console.ReadLine();
このコードは、入力された文字をname
という入れ物(変数)に入れています。string(ストリング)は「文字列(もじれつ)」の意味で、文字の集まりのことをいいます。
3. Console.WriteLine()とConsole.ReadLine()を組み合わせてみよう
では、今までの知識を使って、画面に「あなたの名前は何ですか?」と表示し、キーボードで名前を入力してもらい、それを使ってあいさつをするプログラムを作ってみましょう!
Console.WriteLine("あなたの名前は何ですか?");
string name = Console.ReadLine();
Console.WriteLine("こんにちは、" + name + "さん!");
このプログラムを実行すると、まず画面に「あなたの名前は何ですか?」と表示されます。
その後、キーボードで名前を入力すると、次のような結果になります。
あなたの名前は何ですか?
たろう
こんにちは、たろうさん!
+
の記号は「文字と文字をくっつける」ために使います。これを文字列の結合といいます。
4. 入力された値を保存する「変数(へんすう)」ってなに?
先ほど使ったstring name = Console.ReadLine();
の中に出てきた「変数(へんすう)」という考え方について、少し説明します。
変数とは、「データを一時的にしまっておく箱」のようなものです。
例えば、入力された名前をname
という変数に入れておけば、あとでその名前を使って、あいさつや表示に使うことができます。
string
は、その箱が「文字専用」であることを意味します。
5. 数字も入力できるの?int型を使ってみよう
Console.ReadLine()で入力できるのは、実は文字だけではありません。
でも注意点があります。Console.ReadLine()
で読み取った値は、すべて文字列(string)として扱われます。数字として使いたい場合は、変換(へんかん)が必要です。
例えば、年齢を数字で入力したいときは、次のように書きます。
Console.WriteLine("あなたの年齢は何歳ですか?");
string ageText = Console.ReadLine();
int age = int.Parse(ageText);
Console.WriteLine("あなたは" + age + "歳ですね。");
int
(イント)は「整数(せいすう)=小数点のない数字」のことです。
int.Parse()
という命令を使って、文字列を整数に変換しています。
実行例は次のとおりです。
あなたの年齢は何歳ですか?
25
あなたは25歳ですね。
ただし、文字や変な記号を入れるとエラーになりますので、初心者のうちは数字を正しく入れるようにしましょう。
6. 複数の入力と出力を組み合わせて、ちょっとした会話風にしてみよう
それでは最後に、名前と年齢の両方を入力してもらい、それを使って簡単な会話をするプログラムを紹介します。
Console.WriteLine("こんにちは!お名前を教えてください。");
string name = Console.ReadLine();
Console.WriteLine("何歳ですか?");
string ageText = Console.ReadLine();
int age = int.Parse(ageText);
Console.WriteLine(name + "さんは、" + age + "歳なんですね!");
このように、Console.WriteLine()
とConsole.ReadLine()
を使えば、簡単な会話形式のプログラムも作れます。